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総務人事の畝(うね)です。

加茂(がもう)先生のコラム、~第7回~ 「まっすぐの、棒のような脚になりたいの!」 の続編です、お楽しみください。

~第8回~ からだの中からプロポーションを変える

 

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「棒のような脚になりたい」とおっしゃる20歳代後半の女性のお客様の脚は、ふにゃふにゃでした。「しょっちゅう脚が重だるい」とおっしゃる原因はここにあるのではないだろうか?これを改善すれば、お客様が望んでおられるような脚になることができるのではないだろうか?

筋肉は通常、弛緩状態(力を入れていない状態)でも張力(張り)を持っていて、この張力がリンパ(組織間液)を循環させます。しかし、お客様の脚の筋肉にはその張力がほとんど感じられません。まるで高齢者の筋肉のようにふわふわしていました。リンパを動かすだけの力に欠けるためにむくみやすく、脚が重だるく感じるのだろう。疲労をためて硬くなり、伸び縮みしなくなった筋肉だけがむくみを生じさせるのではない。反対に、ほとんど使われることのない、緩んだ筋肉も伸び縮みしないのだからリンパは流れにくく、むくみや重だるさを生じさせるのだろう。だとしたら、打つ手はある!私はそう確信しました。

お客様に運動歴を尋ねたところ、ほとんどスポーツ経験がないとか。ということは筋肉はほとんど発達していないのでまっすぐな形状のはず。筋肉の引き締めとむくみの解消ができれば、お客様が望んでおられる「棒のような脚」にすることは可能だ。

「少しだけお望みの脚に近づけてみましょうか?もちろん、脚の重だるさを取ってスッキリしていただけるようにします」そう声をかけてから施術を開始しました。

通常のむくみ解消は、主に皮下組織あたりに滞留しているリンパの流れを促す施術が中心です。軽擦や揉捏といった手技を中心にゆっくりとしたリズムで、かなり軽めの力加減で行います。しかし今回は、筋組織の中から滞留を改善して、同時に筋肉に適度の張力を取り戻すことが必要です。つまり、からだの中から変えて行かなければならないのです。用いる手技や使い方を工夫しなければなりません。

いつものゆっくりなリズムとは逆に、軽快で断続的な刺激を筋に与えることを目指します。手技は、軽擦や揉捏に加えてタッピング(叩打:こうだ)や筋肉を引っ張っては放すリズミックなストレッチングを施術の中心に置きます。これらの手技と施術方法は、筋肉に「伸張反射」を生じさせ、生理的な収縮力、つまり張力を復活させます。医療の現場で用いられる考え方です。

施術の効果はてきめんでした。ふくらはぎも太ももも自分でも驚くくらい引き締まりました。でも一番驚かれたのはお客様ご本人です。

「私、相当むくんでいたのですね。こんなに細くなるなんて!これを維持しなくちゃダメですね。どうすれば良いのか教えてください」生まれて初めて運動する気になられたとか。

細くても、華奢でも、人はむくむのだとわかっていただいて幸いでした。」

 

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総務人事の畝(うね)です。

今回も興味深いタイトルです!加茂(がもう)先生のコラム、~第7回~ 「まっすぐの、棒のような脚になりたいの!」 をお楽しみください。

 

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「その‘難敵’は、ある日突然やってきました。20歳代後半の女性でした。「何となく脚が重だるいのでスッキリしたい」とのご要望でお見えになりました。聞けばいつも脚が重く感じるとおっしゃいます。

下肢の状態を確かめて行くと、全体的にむくんでいるようでした。これでは歩くたびに重く感じるはずです。むくみはリンパ(組織間液)の循環の滞りによって生じますから、その分だけ脚に‘重り’を着けているのと同じことになるからです。むくみを解消することで重りを外せば、重だるさはなくなってスッキリします。それほど難しい要望ではないようです。

その旨を説明してさっそく施術に取りかかりました。その時です。お客様の一言が私の手を止めさせました。

「私、まっすぐな脚になりたいんです。棒のような脚になれますか?」

棒のような脚??今はそれが美しいと感じる時代なのか?それが憧れる脚なのか?

私の頭の中は「???」でいっぱいになりました。男性である私の感覚との違いもさることながら、実現できるかどうか、すぐには判断しかねたからです。

コリや疲れを解消したり、加齢に伴う関節の不具合やスポーツ障害などのトラブルに対応したり、といったことには自信がありますが、お客様が願っておられるプロポーションに近づけることができるかどうかは、当時の私には疑問でした。

プロポーションを決めるのは筋肉の形です。それを変更しようとすると、お客様の脚の筋肉の形によっては、施術者だけでなくお客様にも相当に努力していただく必要があります。

頼って来られたお客様にも頑張っていただくためには、私の手技だけで相当程度まで要望を実現することが重要です。誰が見てもひと目で「細くなった!」とわかる圧倒的な成果。そんなことが自分にできるのか?単なるむくみの解消だけでは足りないことはわかっていました。

いったいどうすれば確実に、圧倒的に結果が出せるのか?答えがないままに「ええ、もちろん可能です。簡単ではありませんが、プロポーションは変えることができます」と逃げる余地を含ませて答えていました。確かな事実ではありますが、お客様をがっかりさせたくない一心のハッタリでした。しかし、万が一にも「じゃぁお願いします」と言われることを考えてもう一度お客様の脚の状態を確認しました。

むくみがあるとはいえ、私には十分に細く、華奢とも思える脚でした。ここからさらに細くするなんてできるのか?可能ですと言ってしまった自分の安請け合いを悔いる思いが湧いてきます。いつものようにジワリ、と冷汗が滲んできました。

その時、両手に違和感を感じました。あれ?筋肉に張りがない。大腿もふくらはぎもまるで緩みきった筋肉のようでした。左右共に同じ状態です。

「ひょっとすると」私は解決の糸口が見つかったように感じました。

**つづく**

 

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加茂(がもう)先生のコラム、~第6回~ ほぐしたはずのお客様の脚が「つった」!続編 をお楽しみください♪

 

 

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「夕べもつってしまったからなんとかしてほしい」そうおっしゃるお客様は60歳を迎えたご婦人でした。足がつるのはいつも右側。左右を見比べると右脚がいっそうむくんでいます。冷え性にも悩んでおられます。

しっかりとお客様の状態を確認しながら、私はたどり着いた仮説に従って施術しようと決めました。

脚がつらないようにするために、大量の疲労物質をしっかりと流し去る。疲労物質を流し去るのは血流と一般にはリンパと呼ばれている組織間液だから、これらの滞りを改善する施術を加えれば、酸素や栄養素も十分に供給されるから、ほぐした後に脚がつるようなことは起きないはずだ。

私はまず血液と組織間液の滞りを解消することから始めました。先に体液の流れの滞りを解消しておけば、ほぐしの施術効果が上がって疲労物質がしっかりと流れ去るからです。

脚を初めとする下肢の血流改善のポイントは、腹部の下大静脈(かだいじょうみゃく)とそのすぐ下の股関節の静脈です。ここにわずかでもこわばりがあると重力に逆らって流れる静脈はすぐに滞るのです。

まず腹部をほぐします。具体的には、大腸の走行方向に従って腹部を大きく、ゆったりとほぐします。腹部のこわばりが取れるとともに、下大静脈へのマッサージ効果を生みます。次に股関節をほぐします。これによって股関節のすぐそばをカギ形に折れ曲がって脚へ向かう静脈がほぐれます。その上で、組織間液が滞りやすい脚の付け根の鼠径部(そけいぶ)リンパ節と膝裏の膝下(しっか)リンパ節をほぐします。

ここまでは「夜になるとよくつる」とお客様がおっしゃるふくらはぎとは離れた場所です。しかし、医学的な理屈は合っているのですから、それを信じるほかお客様の悩みを確実に解決する方法はないのです。お腹、股関節、鼠径部、膝裏のほぐれ具合を確かめてから、いつも通りふくらはぎのほぐしに取りかかりました。

施術を終えてお客様が靴をお履きになるときがきました。

「あ、今日は脚がつらない!それになんだか軽い」その喜びの声を聞いて一気に力が抜けそうになりました。

それから一週間あまり後、お客様が再びおいでになりました。

「前回は、夜につらなくなって助かったわ。ありがとう。今日もお願いね」

「こちらこそありがとうございます」

お客様が抱える難題に取り組んだおかげでまた一つ、自分の技術が向上したことに心から感謝の言葉が出てきました。」

 

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総務人事の畝(うね)です。

加茂(がもう)先生のコラム、~第5回~ ほぐしたはずのお客様の脚が「つった」! をお楽しみください♪

 

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「いっ、痛い!痛い!脚がつってきました!」。しっかりとお客様の脚をほぐしたはずなのに、施術が終わって靴を履こうとなさった途端にふくらはぎがつってしまわれた。私にはそんな経験が度々あります。

時には「私、よく右脚がつるから、そちらを重点的にほぐしてください」と言われて、施術に取りかかってしばらくするとその右脚がつり始め、施術時間の大半をつった脚のストレッチに費やしたという経験もあります。
初めの頃は、そんなお客様に出会うと本当にびっくりしました。そして、どう対応すれば良いのか困りました。しかも同じお客様で、お見えになるたびに脚がつることも。うまくほぐせないからだと申し訳ない気持ちになってしまいます。お客様の顔をまともに見ることができないくらい辛くなります。
あまりに辛くて、そのお客様を避けたくなったことがあります。でも、まさかお客様から逃げるわけにはいきません。そこで初心に返って、勉強しなおすことにしたのです。
なぜ脚がつるのか。脚がつるとはどういうことなのか。
脚がつるのは、筋肉の痙攣です。人の意思とは無関係に筋肉が強く収縮するため、痛みを覚えます。原因は主に、血液中の水分不足、つまり脱水状態だったり、過度の筋疲労だったり、ミネラルの不足やむくみ(循環不全)だったりします。
一般の方が、日常生活によって脱水状態になることはまずありません。ミネラルの不足も、極端な偏食や二次脱水などがない限り、原因になることはまれです。だとすると、考えられる原因は過度の筋疲労とむくみです。これなら、施術によって間違いなく対応することができるはずです。
しかし現実は、過度の筋疲労をしっかりとほぐすことで解消させたつもりなのに、お客様の脚はつっています。ということは……、ひょっとすると私は、筋肉をほぐしてはいても筋の疲労を解消させていなかったのではないか?それまでの施術をふり返ってみると確かに、筋肉をほぐすことは丁寧にしていました。それが筋疲労を解消することと同じだと思っていたからです。
どうやら過度の筋疲労の解消には、それ専用の施術が必要なのかもしれない……むくむくと疑問が湧き上がってきました。
通常の筋疲労であれば、筋をほぐす施術によって筋肉内の血液が入れ替わり、酸素や栄養素の供給とともに乳酸などの疲労物質を流し去ってくれます。しかし疲労物質が大量にたまっていたら、完全に流し去ることはできない。つまり、筋肉をほぐすとともに大量の疲労物質を流し去る施術が必要なのではないか。
そんな風に思い至った頃、いつも脚がつってしまうお客様がお見えになりました。
「夕べもつってしまったからなんとかしてほしいの」
**つづく**

「いっ、痛い!痛い!脚がつってきました!」。しっかりとお客様の脚をほぐしたはずなのに、施術が終わって靴を履こうとなさった途端にふくらはぎがつってしまわれた。私にはそんな経験が度々あります。

時には「私、よく右脚がつるから、そちらを重点的にほぐしてください」と言われて、施術に取りかかってしばらくするとその右脚がつり始め、施術時間の大半をつった脚のストレッチに費やしたという経験もあります。

初めの頃は、そんなお客様に出会うと本当にびっくりしました。そして、どう対応すれば良いのか困りました。しかも同じお客様で、お見えになるたびに脚がつることも。うまくほぐせないからだと申し訳ない気持ちになってしまいます。お客様の顔をまともに見ることができないくらい辛くなります。

あまりに辛くて、そのお客様を避けたくなったことがあります。でも、まさかお客様から逃げるわけにはいきません。そこで初心に返って、勉強しなおすことにしたのです。

なぜ脚がつるのか。脚がつるとはどういうことなのか。

脚がつるのは、筋肉の痙攣です。人の意思とは無関係に筋肉が強く収縮するため、痛みを覚えます。原因は主に、血液中の水分不足、つまり脱水状態だったり、過度の筋疲労だったり、ミネラルの不足やむくみ(循環不全)だったりします。

一般の方が、日常生活によって脱水状態になることはまずありません。ミネラルの不足も、極端な偏食や二次脱水などがない限り、原因になることはまれです。だとすると、考えられる原因は過度の筋疲労とむくみです。これなら、施術によって間違いなく対応することができるはずです。

しかし現実は、過度の筋疲労をしっかりとほぐすことで解消させたつもりなのに、お客様の脚はつっています。ということは……、ひょっとすると私は、筋肉をほぐしてはいても筋の疲労を解消させていなかったのではないか?それまでの施術をふり返ってみると確かに、筋肉をほぐすことは丁寧にしていました。それが筋疲労を解消することと同じだと思っていたからです。

どうやら過度の筋疲労の解消には、それ専用の施術が必要なのかもしれない……むくむくと疑問が湧き上がってきました。

通常の筋疲労であれば、筋をほぐす施術によって筋肉内の血液が入れ替わり、酸素や栄養素の供給とともに乳酸などの疲労物質を流し去ってくれます。しかし疲労物質が大量にたまっていたら、完全に流し去ることはできない。つまり、筋肉をほぐすとともに大量の疲労物質を流し去る施術が必要なのではないか。

そんな風に思い至った頃、いつも脚がつってしまうお客様がお見えになりました。

「夕べもつってしまったからなんとかしてほしいの」

**つづく**

 

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総務人事の畝(うね)です。

加茂(がもう)先生のコラム、~第4回~「解決のカギは緩急と強弱」 をお楽しみください♪

 

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「効かないなぁ」とのお客様の声。頭の中がカッと熱くなって汗が流れ落ちます。

この言葉がどれほど辛いか、施術の仕事に就く者ならお分かりいただけるはず。できることなら逃げ出したい。しかしお客様を放りだして帰るわけには行きません。

「大丈夫です。まだ途中ですからもう少しお待ちください」懸命に平静を装い、改めて全身を軽擦し始めました。気持ちを落ち着かせるためとお客様のからだの状態をチェックするためです。

確かに筋肉はほぐれ始めていました。それがわかって気持ちがスッと落ち着きました。大丈夫、あとはお客様に「しっかりほぐしてもらった」と感じていただくだけ。実感していただくには、お客様が理解しやすい感覚「痛み」で伝えることも必要だ、と思い直しました。

全身の軽擦でもう一つ気付いたのは、ほぐれているところとそうでない部分の傾向です。「ああ、そういうことか!」一つの記憶が浮かび上がってきたのです。筋腹と筋腱移行部の違いです。

筋腹とは筋肉の中央部で、一番膨らんだところ。血管が豊富でわりとほぐれやすい部分です。筋腱移行部は骨に付いているあたりで筋肉から腱へと変化しています。筋の割合が減るほど血管も少なくなるため疲労が溜まりやすく、その時に押すととんでもなく痛いのです。

「少し痛いかもしれません。その時はおっしゃってください」そう声をかけてから施術を再開しました。筋腹は、軽擦や揉捏、伸展といった手技を少し強めに、しかし筋組織を押しつぶすことがないよう軽やかにリズミカルに行います。そして筋腱移行部入ったところでしっかりと押しながら、しかも強いストレッチをかけます。

「グゥッ!」お客様のうなり声が聞こえました。「強すぎますか?」と声をかけると「大丈夫」というように右手を挙げられました。筋腹は軽快に、筋腱移行部はゆっくり、長く、しっかりと。これを全身で繰り返しました。ずっと強いのではなく、緩やかにリズミカルにほぐされる時間とその後に来るぎゅっと強い感覚。この緩急、強弱が一種の心地よいテンポになったのか、お客様はウトウトされて始めたようで「グゥッ!」の声が聞こえなくなりました。

「はい、お疲れ様です」私はお客様に声をかけて反応を待ちました。

「おぉ、すっきりした。眠らされたのは初めてだ。この週末の試合が終わったらまた来るよ」

嬉しい言葉です。ごまかさず、逃げ出さず、しっかりと取り組んだ甲斐がありました。

 

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総務人事の畝(うね)です。

加茂(がもう)先生のコラム、~第3回~「思い切りやってくれ!と言われても」 をお楽しみください♪

 

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「お客様を癒す施術の仕事を始めてちょっと困ることの一つが、自分のからだが傷んでくることです。特に指の痛みは、多くの方が経験しておられると思います。

「指が痛いなぁ」とさすっているときに限って「思い切りやってくれ。痛いほど揉んでもらわないと効かないんだ」とおっしゃるお客様に出会います。痛い指にこれ以上の負担はかけたくないし、でもお客様の「思い切り強く」とのご要望には応えたいし、どうしよう!と悩みます。指を使わずにヒジやヒザを使おうかと考えたこともあります。
しかし、その時のお客様にヒジやヒザを使うことはためらわれました。その方はアマチュアとはいえゴルファー。ハンディは0でローカルの大会での優勝経験を持つアスリートです。いくらご本人のご希望でも力任せの施術は筋肉や靭帯、関節胞といった運動器に思わしくない影響が出る可能性があります。よほどのことがない限りまずは大丈夫、とも思えるのですが、危険を承知の施術はプロフェッショナルの仕事とは言い難いので抵抗感があります。正直なところその時は指が痛かった。(笑)
私はお客様に説得を始めました。強い力での施術は、爽快感を得ることはできても筋肉やその中の毛細血管などの軟部組織を痛める可能性があること。そのなかでも毛細血管の損傷はパフォーマンスの低下やスポーツ障害につながることなど、筋道を立てて懸命に説明しました。
「理屈はいいから、思い切り強くやってくれ」「二、三日は腫れるぐらいがいいんだ」「俺はすっきりしたいんだっ!」
この最後の言葉はこたえました。アスリートのメンタル面を支えるのも施術のプロの仕事だろうと。メンタルがすっきりしないとフィジカルがいくら良くても良い成績は出しにくいのだからとも。
経験に基づくアスリートの言葉は重く、返す言葉が見つかりませんでした。
「承知しました。しっかり施術いたします」と答えて全身のほぐしに取りかかりました。しかし、どうしても目一杯の力で施術することはできず、軟部組織にダメージを与える可能性がある手技は避けました。掌を目一杯に使ってほぐし、圧迫は掌底で行い、筋肉の走行方向に従ってストレッチするように押すなど持てる手技の限りを尽くして取り組みました。そうしたところで指は痛いのですが、お客様にすっきりとしていただきたい気持ちの方が強く、思っている以上に力がこもる場面も出てきます。 筋肉のほぐれを感じて、これならいけるかな、そう思い始めた時でした。お客様が残念そうにおっしゃいました。
「効かないなぁ」
私の額に汗が噴き出してきました。

「お客様を癒す施術の仕事を始めてちょっと困ることの一つが、自分のからだが傷んでくることです。特に指の痛みは、多くの方が経験しておられると思います。

「指が痛いなぁ」とさすっているときに限って「思い切りやってくれ。痛いほど揉んでもらわないと効かないんだ」とおっしゃるお客様に出会います。痛い指にこれ以上の負担はかけたくないし、でもお客様の「思い切り強く」とのご要望には応えたいし、どうしよう!と悩みます。指を使わずにヒジやヒザを使おうかと考えたこともあります。

しかし、その時のお客様にヒジやヒザを使うことはためらわれました。その方はアマチュアとはいえゴルファー。ハンディは0でローカルの大会での優勝経験を持つアスリートです。いくらご本人のご希望でも力任せの施術は筋肉や靭帯、関節胞といった運動器に思わしくない影響が出る可能性があります。よほどのことがない限りまずは大丈夫、とも思えるのですが、危険を承知の施術はプロフェッショナルの仕事とは言い難いので抵抗感があります。正直なところその時は指が痛かった。(笑)

私はお客様に説得を始めました。強い力での施術は、爽快感を得ることはできても筋肉やその中の毛細血管などの軟部組織を痛める可能性があること。そのなかでも毛細血管の損傷はパフォーマンスの低下やスポーツ障害につながることなど、筋道を立てて懸命に説明しました。

「理屈はいいから、思い切り強くやってくれ」「二、三日は腫れるぐらいがいいんだ」「俺はすっきりしたいんだっ!」

この最後の言葉はこたえました。アスリートのメンタル面を支えるのも施術のプロの仕事だろうと。メンタルがすっきりしないとフィジカルがいくら良くても良い成績は出しにくいのだからとも。

経験に基づくアスリートの言葉は重く、返す言葉が見つかりませんでした。

「承知しました。しっかり施術いたします」と答えて全身のほぐしに取りかかりました。しかし、どうしても目一杯の力で施術することはできず、軟部組織にダメージを与える可能性がある手技は避けました。掌を目一杯に使ってほぐし、圧迫は掌底で行い、筋肉の走行方向に従ってストレッチするように押すなど持てる手技の限りを尽くして取り組みました。そうしたところで指は痛いのですが、お客様にすっきりとしていただきたい気持ちの方が強く、思っている以上に力がこもる場面も出てきます。 筋肉のほぐれを感じて、これならいけるかな、そう思い始めた時でした。お客様が残念そうにおっしゃいました。

「効かないなぁ」

私の額に汗が噴き出してきました。

**つづく**

 

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総務人事の畝(うね)です。

加茂(がもう)先生のコラム、~第2回~「最強肩こりを半時間でほぐせ!」をお楽しみください♪

 

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「筋肉のこわばりは筋肉の疲労によるもの。その疲労を取り除けばどんなに頑固なコリやこわばりも解決する」

自分の言葉でハタと気がつきました。私のやるべきことは<筋肉の疲労を取り除く手伝い>であって、その結果としてお客さまのからだが自らほぐれるのだと。それなのに私は、自分の手技でほぐそうとしていたのです。

筋肉組織の疲労を排出するのは血流の役目です。からだの外からやるべきことは、あくまでも筋肉の疲労を取り除く<お手伝い>つまり血流をサポートすることです。

残された時間は30分。

私はまず、指や腕に込めていた力を抜きました。柔らかいタッチで肩の周りの筋肉を走行方向に沿って「軽擦(けいさつ)」。これが毛細血管へのマッサージ効果を生んで、表層の血液が頻繁に入れ替わり筋肉を温めました。

ここまでおよそ5分あまり。残りは25分ほどです。

次に私は、肩甲骨の「挙上(きょじょう)」と「下制(かせい)」に取りかかりました。肩甲骨を上下させることで肩の周りの筋肉を同時に伸び縮みさせて筋肉の中の毛細血管へのマッサージ効果を引き出すことを目指したのです。もくろみは的中しました。初めはほとんど動かなかった肩甲骨が、少しずつ、少しずつ動くようになっていったのです。

こうなるまでに10分あまり。あと15分も残っていない状態です。

いったん動き始めたら肩甲骨はどんどん動きの幅が広がってゆきます。ほぼフルレンジで上下するようになったら、今度は「内転(ないてん)」の動きを折り込みます。これによって強度の猫背で引っ張られていた肩と背中の筋肉を縮めて緊張を解くのです。

挙上と下制に内転を織り込むと、初めはゴリゴリという音と振動が伝わってきます。引っかかり感が強くて肩甲骨の動きが小さくなりますが、次第に滑らかに大きく動くようになりました。それでもわずかにゴリゴリ感が残ります。時間切れです。

お客さまは「信じられないくらい肩が軽い!背中も楽にまっすぐにできる」とおっしゃってくださいましたが、やりきれていないことは自分でよくわかっています。もっと早くにお客さまのからだに合わせて方向転換できていれば。悔いが残りました。救いは次週以降の予約をしていただいたことでした。

こうした失敗をたくさんしてきました。痛いほどの施術、強い施術を望むお客さまにこたえる際の出来事もあります。次回はその話をします。

**つづく**

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手ごわいお客様にもっと満足を
<対応力up!セミナー>~第2回~最強肩こりを半時間でほぐせ!
加茂(がもう)先生のコラム、第2回目をお楽しみください。
「筋肉のこわばりは筋肉の疲労によるもの。その疲労を取り除けばどんなに頑固なコリやこわばりも解決する」
自分の言葉でハタと気がつきました。私のやるべきことは<筋肉の疲労を取り除く手伝い>であって、その結果としてお客さまのからだが自らほぐれるのだと。それなのに私は、自分の手技でほぐそうとしていたのです。
筋肉組織の疲労を排出するのは血流の役目です。からだの外からやるべきことは、あくまでも筋肉の疲労を取り除く<お手伝い>つまり血流をサポートすることです。
残された時間は30分。
私はまず、指や腕に込めていた力を抜きました。柔らかいタッチで肩の周りの筋肉を走行方向に沿って「軽擦(けいさつ)」。これが毛細血管へのマッサージ効果を生んで、表層の血液が頻繁に入れ替わり筋肉を温めました。
ここまでおよそ5分あまり。残りは25分ほどです。
次に私は、肩甲骨の「挙上(きょじょう)」と「下制(かせい)」に取りかかりました。肩甲骨を上下させることで肩の周りの筋肉を同時に伸び縮みさせて筋肉の中の毛細血管へのマッサージ効果を引き出すことを目指したのです。もくろみは的中しました。初めはほとんど動かなかった肩甲骨が、少しずつ、少しずつ動くようになっていったのです。
こうなるまでに10分あまり。あと15分も残っていない状態です。
いったん動き始めたら肩甲骨はどんどん動きの幅が広がってゆきます。ほぼフルレンジで上下するようになったら、今度は「内転(ないてん)」の動きを折り込みます。これによって強度の猫背で引っ張られていた肩と背中の筋肉を縮めて緊張を解くのです。
挙上と下制に内転を織り込むと、初めはゴリゴリという音と振動が伝わってきます。引っかかり感が強くて肩甲骨の動きが小さくなりますが、次第に滑らかに大きく動くようになりました。それでもわずかにゴリゴリ感が残ります。時間切れです。
お客さまは「信じられないくらい肩が軽い!背中も楽にまっすぐにできる」とおっしゃってくださいましたが、やりきれていないことは自分でよくわかっています。もっと早くにお客さまのからだに合わせて方向転換できていれば。悔いが残りました。救いは次週以降の予約をしていただいたことでした。
こうした失敗をたくさんしてきました。痛いほどの施術、強い施術を望むお客さまにこたえる際の出来事もあります。次回はその話をします。**つづく**

 

総務人事の畝(ウネ)です。

毎月発行する社内報(リフレッシュ通信)でご登場いただく、BMC web 学院、学院長の加茂先生のコラムです。とても面白いので、先生の許可を頂き、当社を通じて発信させて頂きます。

初回は、~第1回~ガッチガチの最強肩こり出現! です。お楽しみください。

 

 

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メディカル・トレーナーや整体師、ボディセラピスト、エステティシャンを養成するBMC web学院の加茂久郎です。

 

 

今月からこの誌面の一角をお借りして、私が出会った「手ごわい」お客さまに四苦八苦したカッコ悪い話を紹介してゆきます。私としてはとても恥ずかしいのですが、同じように癒しを提供する若いみなさんのせめてもの参考になれば幸いです。

*  *  *  *  *  *

私が出会った肩こりの中でもっとも手ごわかったのは60代半ばの女性の肩でした。

職業はパソコンのオペレータ。腕は挙がらないし、強度の猫背でもありました。ご自分でも「このままではまずい」と思われて整形外科を受診なさったのですが「君の背中は絶対に治らん!だから肩もよくならん」と院長から怒鳴るように言われて背中をバンバン叩かれたそうです。

あまりの仕打ちに「絶対に治したい」と奮起なさって、ツテを頼りに私のケアスタジオにお見えになりました。経緯をうかがった私は「私が必ずなんとかしよう」と意気込みました。

施術は必死でした。背中も肩もまるで鋼鉄のように凝り固まっていました。あまりの筋肉の硬さに指先や腕に力が入ります。丸まった背中と肩こりは連動していますから、まず背中をほぐしてから肩をもんで、でも肩がなかなかほぐれないので、また背中をもんで肩をほぐしてと何度も繰り返しますが、一向にほぐれる気配がありません。焦りを感じてきました。時計を見ると施術開始から半時間。

こういうときのセラピストの気持ちって、お客さまに伝わるものです。「やっぱり無理ですよね私の肩・・・」あきらめたようなお客さまの声がしました。

「いえ大丈夫です!すべては筋肉のこわばりが原因です。こわばりは筋肉の疲労によるものですから、その疲労を取り除けばどんなコリやこわばりも解決します」。そう説明しながら自分の施術の間違いにはたと気がつきました。私は一から施術をやり直すことにしました。残り時間は30分。一定の成果を残すにはまだ余裕があります。

***つづく***

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~第1回~ガッチガチの最強肩こり出現!
お付き合いのある整体スクール、BMCweb学院http://bmc-web-gakuin.jp/# の加茂(がもう)先生に、このたびコラムをお願いしました。
「手ごわいお客様にもっと満足を」。
加茂先生が施術者として実際に経験されたことをベースにお話してもらいます。みなさんが共感するような内容がたくさんあると思いますので、どうぞご期待ください!
メディカル・トレーナーや整体師、ボディセラピスト、エステティシャンを養成するBMC web学院の加茂久郎です。
今月からこの誌面の一角をお借りして、私が出会った「手ごわい」お客さまに四苦八苦したカッコ悪い話を紹介してゆきます。私としてはとても恥ずかしいのですが、同じように癒しを提供する若いみなさんのせめてもの参考になれば幸いです。
*  *  *  *  *  *
私が出会った肩こりの中でもっとも手ごわかったのは60代半ばの女性の肩でした。
職業はパソコンのオペレータ。腕は挙がらないし、強度の猫背でもありました。ご自分でも「このままではまずい」と思われて整形外科を受診なさったのですが「君の背中は絶対に治らん!だから肩もよくならん」と院長から怒鳴るように言われて背中をバンバン叩かれたそうです。
あまりの仕打ちに「絶対に治したい」と奮起なさって、ツテを頼りに私のケアスタジオにお見えになりました。経緯をうかがった私は「私が必ずなんとかしよう」と意気込みました。
施術は必死でした。背中も肩もまるで鋼鉄のように凝り固まっていました。あまりの筋肉の硬さに指先や腕に力が入ります。丸まった背中と肩こりは連動していますから、まず背中をほぐしてから肩をもんで、でも肩がなかなかほぐれないので、また背中をもんで肩をほぐしてと何度も繰り返しますが、一向にほぐれる気配がありません。焦りを感じてきました。時計を見ると施術開始から半時間。
こういうときのセラピストの気持ちって、お客さまに伝わるものです。「やっぱり無理ですよね私の肩・・・」あきらめたようなお客さまの声がしました。
「いえ大丈夫です!すべては筋肉のこわばりが原因です。こわばりは筋肉の疲労によるものですから、その疲労を取り除けばどんなコリやこわばりも解決します」。そう説明しながら自分の施術の間違いにはたと気がつきました。私は一から施術をやり直すことにしました。残り時間は30分。一定の成果を残すにはまだ余裕があります。
***つづく***

 

 

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